大学院博士前期、博士後期課程の学生 大募集中です。
京都大学 大学院情報学研究科 社会情報学コース 生物圏情報学講座に所属しています。
ポスドク(日本学術振興会特別研究員PDなど)についても大募集中です。
研究内容や学生のテーマ、入試情報は以下参照してください。
研究室に興味がある方は、メール (hideyuki.doi (at) icloud.com) までご連絡ください。
生物圏情報学講座へのお問い合わせは、breoffice (at) mail2.adm.kyoto-u.ac.jp までご連絡ください。
京都大学大学院情報学研究科 修士課程・博士後期課程 入試情報 LINK
大学院入試に興味がある方は、メール (hideyuki.doi (at) icloud.com) までご連絡ください。
学部については、
京都大学農学部 資源生物科学科 応用動物科学コース LINK から学生を受け入れています。
現在では、生物多様性の減少、過度の開発、気候変動などの影響によって、生態系が大きく改変されつつあります。人間社会の持続的な発展のためには、生態系がこのような環境変動によってその機能や構造をどのように変化させるかについて明らかにする必要があります。
1.大規模データを用いた資源生物科学・生態学の探究に関する研究
生物資源の維持管理を含めた食糧問題、世界的な生態系の動態などを検討するため、地理情報、衛星情報、DNAデータベースなどの大規模データを用いて、資源生物科学・生物学・生態学に関する基礎的・応用的なさまざまな命題についてアプローチしています。
2.環境変動と生物多様性・生物資源の応答に関する研究
気候変動をはじめとした環境変動により、資源生物を含めた多くの生物においてその動態、生息域、生物季節などに変化がみられます。今後の更なる環境変動により、生物がどのような応答を示すかを予測する研究をおこなっています。
3.環境DNA を用いた生物多様性モニタリング
水中や空中、土壌中など環境中には生物のフンやはがれ落ちた皮膚などから溶出したDNA(環境DNA)が存在しています。環境DNA 手法とは、これら環境中にあるDNA から、ある生物特有のDNA を定量PCR や超並列シークエンサを用いて測定し、その生物の在不在や生物量を推定する方法です。これらの環境DNA 手法により、例えば湖沼、河川、海などの水域では水をすくうだけで、その水域の生物多様性が把握できる可能性があり、現在研究に取り組んでいるところです。
学生の構成(2024年10月現在)
博士前期 4 名 (M2: 0名, M1:4名)
博士後期 1 名 (D3: 1名, D1: 1名)
これまでの学生の研究テーマ
葉の最適形質の探索:形状維持における構造力学解析
個体ベースモデルによる森林生態系の強風被害予測
Global simulation of insect meat production under climate change 論文へのLINK
ダム河川における底生動物群集と機能多様性
日本全国の発電所分布と周辺環境との関係
衛生画像と機械学習による森林倒木被害の推定 論文へのLINK
空中環境DNAによる生物種の検出
堆積物環境DNAによる過去の生物群集復元
高次要因に着目したため池の微生物群集空間配置
生物行動の短期的変動の相関構造解析サロゲート法による類型化
生物種の嗅覚受容体多様性と機能との関係:線虫大規模データ解析から
環境中の細胞・遊離DNAを用いた環境DNA分解・減衰モデリング (博士後期) 論文へのLINK
集団行動をとった恐竜の生態的特徴を探る
Global spatial-factor analysis for Ecotourism development and distribution
環境DNA分析による別府湾堆積物を用いた1900年に遡る生物群集解析
雨水を活用した環境DNAによる林冠を対象とした生物群集解析